ミゼラブル/理沙の慟哭

ミゼラブル
理沙の慟哭
プロローグ
トイレに行きたかった。
手を伸ばし、ベッドの端を探した。
ベッドから降りて、立った。
立ったが・・・歩けない。
目が見えないとバランスも取れない。
腰を落として、手探りしながら歩いた。
見られていると思う。
声は聞こえない。
物音もしない。
それでも、誰かが近くにいるように思う。
「きゃっ」
不意に、後ろから抱きかかえられた。
「どこへ行く」
「・・・・トイレ・・・」
と答えた。
「こっちだ」
男に腕を引かれて、トイレに連れて行かれる
ドアが開く音
男に両脇を持たれ、便座に乗せられた。
足音もドアの閉まる音もしない。
「ドアを閉めてください」
「だめだ」
「お願いします」
「だめだ」
諦めた。
自分が見えないので見られている実感も薄い。
もう、我慢できない。
「見ないで下さい」
「見てはいない」
終わったが、手はボクシングのグローブのままだ。
トイレットペーパーを引く音がする。
「立て」
・・・・便座をまたいだまま立った。
男の手で股間を拭かれた。
手を引かれて、ベッドに戻された。
「口を開けろ」
不意に別の男の声がした
顔を左右から手で挟まれた。
・・・・痛い
口を開けた。
そこに何か押し込まれた。
サンドイッチ?そしてストローの先端
食べたくは無かった。
無理やり、それを飲み込んだ
すぐに、男のものを口に押し当てられた
口の中にまだ、サンドイッチが残っていた
咽に突き入れられる。むせた。
ベッドの上で四つんばいにさせられた
また、口に押し当てられる。
不意にお尻をつかまれた。さらに、別の男がいた。
闇の中から、つぎつぎに男達は現れる。
後ろから男が入ってくる。
乳首をなにかで挟まれた。
悲鳴はあげられない
男のものが喉の奥まで入っていた。
男のものを口で受けた。
ひとり・・・ふたり・・・さんにん・・・
男達が離れた。
また、静寂。
男たちがいるのかいないのか
わからなくなった。
わたしは、眠ってしまった。
理沙の慟哭1−1

1.鬼畜
「理沙、おいで」
孝之は、夕飯の後片付けをしている娘の理沙を呼んだ。
「やだ、あんた、また、理沙と・・・・」
妻の信子は、露骨に嫌な顔をした。
「お前じゃ、勃たないんだよ」
「なにさ、わたしじゃなきゃっていう人もいるんだからね」
信子は、人妻専門のデリヘルで働いている。
34歳という年齢は、そこでは、そう高い年齢というわけではないし、彼女の言うとおり、彼女を指名する客も少なくはない。
「蓼食う虫も・・・・ってな。おい、早く来い」
呼ばれてもなかなかやってこない理沙に、孝之は声を荒げた。
「どういう人なんだろうね、自分の娘だよ」
孝之は信子の顔を見た。
何度も繰り返し聞かされた言葉だ。
信子はそう言うが、孝之は、理沙が自分の子だとは思っていない。
信子は、孝之のほかに同時に何人かと関係を持っていた。
「客とうまくやってもらわないと困るからな。いろいろ仕込んどかないとな」
孝之は信子の言うことをあっさり無視した。
信子もそれ以上は言わない。
理沙がやって来た。
「舐めろ」
理沙は、畳の上で、足を投げ出して座っている孝之の横に座り、ズボンのファスナーを下ろし、孝之のものを取り出すと、それを口に含んだ。
「なに、ネコみたいにちろちろやってんだよ。もっと、ねちーっとやるんだよ」
「まだ15のくせに、お尻なんか、一人前だよ、この子」
信子は、四つんばいの理沙のスカートをまくり、パンティーを膝まで降ろし、お尻を晒し、谷間に沿って指を這わす。
(お前こそ、自分の娘だろ)
これは間違いなく事実だ。
信子は、そんな孝之の思いは知らず、くいっと理沙に指を差し入れた。
「うっ・・・」
思わず、理沙が孝之から口をはずす。
「ちょっかいだすな。いいところだったのに・・・・」
孝之は、理沙の頭を押さえ、もう一度、突き刺すように理沙の咽に入れた。
「わたし、行ってくるわ」
信子は、時間を気にしながら、立った。
「なんだ、指名でも入ってるのか?」
「そうよ。わたしじゃなきゃっていう人たち」
「人たちか・・・・」
孝之は、人たちの“たち”をことさら強く言った。
「うるさいわね。・・・・料金は倍なんだから・・・」
「まぁ、穴は3つあるからな」
信子の人気は、そこだった。文字通りアナルファックもOKだ。
それだけではない。縛りも、スパンキングも顔への放尿もバイブも、輪姦も彼女はなんでもありだった。
今日の客は、先々週、初めて呼ばれて、今日が3回目だ。
今日は3人、縛りもあるので、時間も長い。
たぶん、今日のお客は、このグループだけだ。かなりきついプレーなので、その後はもう仕事にならない。
信子が出て行った。
いなくなったから、どうということもない。
理沙の最初の男は、孝之だった。中学2年のとき。
それ以来、信子がいようといまいとお構いないに、孝之は理沙を触って、抱いて、セックスした。
信子は何も言わない。むしろ、今日のように、孝之といっしょに理沙を弄った。
信子のいるデリヘルは、あやしい注文にも応じる。
信子自身もSMプレイが主だが、中にはロリ趣味な客もゲイもいる。
店は、そういう表立って扱えない客を、孝之に回す。
孝之は、女子中・高校生・かわいい坊や達を数人、確保している。
自分の娘、理沙もその一人だ。
理沙は、すでに、多いときは、月に10数回、孝之に連れて行かれるようになっていた。
「後ろを向け」
理沙は、四つんばいのまま後ろを向いて、お尻を高く上げた。
孝之が、強引に入ってくる。
理沙は、顔を畳みにつけ、頭を抱える振りをして耳をふさいだ。
孝之が声を出すわけではない。
耳をふさげば、違う世界に入れる。自分の殻の中に閉じこもれるようなそんな気がするのだ。
孝之に突き上げられるのは、少し痛い。
でも、痛いほうがよかった。
痛いほうが・・・・我慢できる。
やがて、孝之は、激しく腰を突き始める。
(もう・・少し・・・・あと、少し・・・)
「ああ」
孝之は、耳を押さえている理沙の腕を持ち上げ、顔を上げさせると、その顔の上に放った。
すえた匂いが鼻についた。
孝之は、放出した肉棒で、白濁した液体を、理沙の顔の上でこね回し、しずくのついたその肉棒を理沙の口に押し込んだ。
舌の先に、ぴりっと刺激が走る。
理沙は、それを舐めた。
ようやく理沙の口から離れた孝之は
「お前、明日は、4時までに帰って来い。いいな」
そう言って、バスルームに向った。
理沙の慟哭1−2

2.3P
いつものマンション。
信子はタクシーを降りた。
何でもありの信子は、常連客が相手の場合、自分ひとりで相手のところへ行く。
店の者は、そろそろ時間と言う頃に迎えに行くだけだ。
彼女のプレイは、店のメニューにはない。
店は、彼女に客を紹介しただけということらしい。
部屋に入った信子は、前後を男達に挟まれ、男達は、すぐに服を脱がそうとする。
「自分で脱ぐわ。あせらないで・・・痛いっ」
信子が言い終わらないうちに、正面にいた男にぐっと強く顎をつかまれた。
「余計な口をきくな」
「うう・・うう・・・う・・・・」
男は、さらに力を入れて、信子の顎をつかむ。
そのあいだに、後ろに立っていた男が、信子のスカートをおろし、パンストとパンティーをいっしょにひき下ろした。
「そこに座れ」
信子は、ブラウスを着たまま下半身は裸でイスに座った。
「いいか・・・余計な口はきくな。わかったな」
気丈な信子は返事をしない。
「そうか・・・それなら、口を利けなくしてやろう」
「やっ・・・なにすんの、やめ・・・・」
後ろの男が、信子の両腕を押さえ、正面の男がまた、顎をつかみ、丸い棒のようなもの信子の口に押し当てた。その棒状の猿轡だ。
そばに立っていたもう一人の男は、後ろの男の横で、信子の腕を背中で縛った。
「立て」
観念したのか、信子は、今度はすぐに従った。
床に直接、ベッドマットが置かれている。信子は、その上に立たされた。
「座れ」
信子が膝を曲げ、お尻をつけると、男は、二人がかりで、強引に胡坐を組ませ、交差した足首を縛り、その縄を信子の首に回した。
きつくはなかった。背中を伸ばすことも出来たし、背中を丸めれば、その縄は、かなり緩むが、首に掛かった縄を頭から抜くには、よっぽど頭をさげないと無理だ。棒状の猿轡がひっかかる。
「見せてもらおうか」
男、川越巧は、誰に言うでもなく、呟いて、信子の背中を押した。
胡坐を組んだまま、前に倒されれば、膝で立ち、お尻を突き出す格好になる。腕は背中で縛られているので、信子は、ベッドマットに顔をつけて、体重を支える格好になった。
うつ伏せになろうにも、足首から伸びた縄が首にかけられていて、身体を伸ばすことは出来ない。
3人の男達は、信子の大きく晒された股間の前に座った。
「今、すぐに気持ちよくしてやるからな」
腕を縛った男、西口治夫が、信子の股間に何かを塗り始めた。
アナルの周辺から前に渡って、襞の内側、そしてその上の突起にも入念に塗る。
それは、少しひんやりした感触だったが、やがて熱くなってくる。と同時に・・・むずっとかゆくなってくる。(かゆい・・・・かゆい・・・)
信子が、言葉にならないうめき声をあげはじめる。
「あせらないで・・・とかって言ってたのに、おや、もうやりたいのか?そんなにあせらないで・・・」
もう一人の男、山崎真一が、信子の口調を真似た。
「ふぁぁ・・・・ああ・・・・」
信子の声が、高まる。
額に汗が滲んだ。
「そうか・・・そんなに欲しいのか?」
巧は、かなり太いバイブを取り出した。
「これを入れてやろう・・・後で生をやるから、まずはこれで遊んでろ」
そう言って、巧みは、バイブをゆっくりと差し込んでいく。
太いが、そう長くはないバイブは、根元まで信子の中に収まった。
「ケツにも入れてやれよ」
真一が言う。
「そうだな・・・これでもいくか」
巧は、小さなピンクローターを、信子のアナルに差し込んだ。
すぐに、それは、コードとコードが切れないようにつけた鎖を残して、全て信子のアナルに納まった。
まだ、どちらも電源は入っていない。
それでも、信子の額に大粒の汗がにじみ出た。
「止めようぜ」
治夫が手にしているのは、普通のガムテープだ。
治夫は、そのガムテープを適当な長さで切って、信子の股間に納まったバイブとローターが抜け落ちないように、ふんどしのように縦にガムテープで止めた。
お尻はともかく、前は、ヘアの上におかまいなしにテープを貼った。
「さぁ、気持ちよくしてやるからな」
巧が、バイブとローターのスィッチを入れた。
ブーンという音がふたつ。
「ふわぁ・・・」
同時に信子の声がした。
信子は、身体を左右に振った。
横に倒れようにも、膝はハの字に開かれているので、そう簡単には横にもなれない。
信子のお尻がいやらしく左右に揺れた。
熱くむず痒い感覚は、バイブの振動でさらに高まり、今にも信子の限界を越えそうだ。
(あああああ・・・・掻いて、お願い、掻いて・・・・・)
そう叫んでいるのだが、猿轡のせいで声にならない。
窮屈な姿勢で痛みはあるのだが、そのくらいの痛みでは、掻痒感は紛らわせない。
信子は、耐えられず、激しくお尻を振り、その反動で仰向けに転がった。
胡坐をかいた足首を縛った縄は、首に回っている。
仰向けになると、自分の足で自分の首をひっぱってしまう。
「おいおい、それじゃ首が絞まるだろう」
巧が、信子の足首の縄をほどこうとするが、信子が足をばたつかせるので思うように行かない。
真一が、足を押さえ、ようやく縄をほどいた。
「手間のかかるやつだな、全く」
巧は、そう言って、信子の顔を覗き込んだが、信子の目は裏返って、気絶寸前だ。
「はずしてやるよ」
ローターとバイブのスィッチを切ると、それを抑えていたガムテープに手をかけた。
ビリっ・・・・
「きゃー・・・・」
猿轡をしていても信子の悲鳴は、聞こえた。
巧が、いっきにはがしたガムテープには、信子のヘアが、びっしりとついている。
巧は、信子の猿轡も腕を縛った縄もほどき、ローターもバイブも抜いた。
気絶寸前だった信子は、激痛ではあったが、耐えられる痛みのおかげでようやく耐え難い掻痒感から解放された。
「さぁ・・・本番といこうか」
真一が声をかけるが、まだ、息の荒い信子は、横になったまま動こうとはしない。
真一は、横を向いている信子の片足を持ち上げて、自分の肉棒を信子のアナルに突き入れた。
「ああ・・・・・」
そのまま、信子の背中に寄り添うように横になり、信子を背中から抱きかかえ、乳房をぎゅっとわしづかみにして、指を乳房に食い込ませる。
「あぁあ・・・痛い」
信子は、つかまれた痛みに声をあげる。
真一は、ゆっくりと身体を回転させ、信子を自分の上に乗せた。
巧は、アナルに真一のものを咥え込んだ信子の両足を左右に大きく広げ、前の方に肉棒を差し入れる。
下になっている真一は激しくは動けない、その分、巧が、信子を揺さぶった。
「ああ・・あああ・・・・」
「どうだ・・・いいだろ」
巧が言う。
「いい・・・ああ・・・すごい・・・すごい・・・」
信子は、アナルとおまんこ、どちらか一方にバイブを差し込んだままというのは、何度か経験したが、同時に生の肉棒に突かれるのは、初めてだ。
まだ残る軽い掻痒感もあいまって、その刺激は、今までで味わったことのない強烈なものになった。
治夫が、信子の横に立ち、信子の後頭部に手をかけ、自分のほうに引き寄せる。
信子は、閉じていた目を開けた。
目の前に治夫のペニスがある。
信子は、口を開けて、待った。
治夫は、信子の口に自分のものを差し込むと、自分は動かず、信子の頭を前後させた。
「ふぐわぁ・・・」
喉の奥に根元まで突き入れて、しばらく信子の頭を抱え込む。
「・・・・・・」
ただでさえ、息苦しい信子は、耐えられない。
治夫が引くと、短く何度も何度も大急ぎで息をする。
治夫は、信子の口でいくつもりだ。
今度は、信子の頭を抱え、自分の腰を激しく前後させた。
頭を揺られ、バランスの取れない信子は、両手を治夫のお尻に回して、治夫にしがみつく。
ちぐはぐだった頭の揺れと、たくみに突き上げられる腰の揺れがしだいに同期してくる。
息苦しさもいくぶん楽になった。
突然、治夫にまた頭を抱え込まれた。
「・・・・出すぞ・・・出すぞ」
治夫が、信子の口に放出する。
巧の動きも早まる。
治夫が、信子の口から離れるのを待ちかねたように、巧も、信子から離れ、信子の口を使った。
激しい刺激で、まだ治夫のものを飲み込めていないその口に、巧も放出する。
白濁した液体が、信子の口から溢れ出す。
二人が信子から離れると、下にいた真一が、信子と身体を入れ替えた。
信子は、四つんばいの姿勢すらとれず、べたっとうつ伏せになる。
そのお尻にまっすぐに真一がつきたてる
「中に・・・出すぞ」
信子の返事はない。真一は、信子のお尻の中に放出した。
理沙の慟哭1−3

3.咽の奥まで…
信子は、動けなかった。まったく身動きひとつせず、うつ伏せのまま、眠っているかのようだ。
真一と治夫は、帰った。
マットの上で動けない信子の横に、巧が横たわった。
「どうした。ここで眠るつもりか?」
「ごめん・・・もうちょっと・・・・」
「俺は、かまわんが・・・後はないのか?」
「ないわ・・・今日は、ここだけ・・・」
「そうか、好きにしろ。風呂に入ってる」
そう言って、巧は、バスルームに向った。
広いバスタブに、たっぷりお湯を張った。
扉が開いて、信子が入ってきた。
「入っていい?」
「ああ・・・」
巧は、身体を洗い始めた信子をじっと見ている。
「見ないでよ。恥かしいから・・・」
「恥かしいのか?」
「そりゃそうよ・・・」
「見せていくらだろ」
「今は、仕事じゃないもの」
「ほう・・・・・じゃぁ、これは、プライベートってやつか?」
「ばかなこと言ってないで・・・入るわよ」
「ああ、俺はもう出るよ」
巧が、扉を開けて出ようとしたとき、
「ねぇ、泊まっていい?」
信子が訊いた。
「プライベートってやつか?」
巧は、同じ質問をした。
「ええ。・・・だめ?」
「いや・・・好きにしろ」
デリヘル嬢が、客とつきあうことなどほとんどない。
もしかしたら、キャリアの浅い、アルバイト主婦などの中には、そういう人もいるのかもしれないが、まぁ、普通はあり得ない。
もちろん、信子もそんなことはしたことがない。
ただ、自分をよく指名してくれる、馴染みのお客さんには、ときどき、終わった後で、相手に合わせて、ホテルに泊まったり、仕事じゃない時間を過ごすことはある。いわば、デリヘル嬢のアフターだ。
どうせ、後に仕事はないし、それに…。
シャーを浴びた信子が、裸のまま居間に行くと、巧が立ち上がった。
泊まると言った信子の意図を巧は察したようだ。
信子の正面に立った巧が左手を信子の右の肩にかけた。
信子の目は、巧の目を見たまま動かない。
巧の視線が信子の目から下にさがった。
ドスッ
「うっ…」
巧の拳が信子の鳩尾に入る。
続けてもう一発。
信子は膝から崩れ落ちる。
お腹を抱えてくの字に丸まった。
巧は、その信子を仰向けにした。
巧の拳が信子の鳩尾に当てられる。
覚悟はしているのだろうが、目がおびえている。
軽く押される。
「うっ…」
信子の体が過剰に反応する。
もう一度、軽く押される。
溜めていた息を吐いたその瞬間。
「うっ…」
来た。
息ができない。
信子の体から力が抜けた。
「ビールでいいか?」
気がつけば、床に置かれたマットに寝かされていた。
「ありがとう」
大きなタオルがかけられている。
「どうして・・・泊まる気になった?」
「さぁ?」
「気に入ったのか?」
そういって巧は信子のお腹を押す。
信子は、この前、2度目のとき、初めてお腹を殴られた。
「さぁ、わからない。怖いけど…」
巧は、2本目の缶を開けた。
「きつかったか?」
「ええ・・・死ぬかと思った」
「はは・・・死なせたりはしない」
「息が出来なかったわ」
「でも、死んでない」
「そりゃ、そうだけど・・・」
巧が、信子の肩に手をかけ、引き寄せる。
信子の手は、巧の肉棒をつかんでいる。
信子は、飲みかけのビールを床に置き、巧の足の間に入った。
まだ柔らかいそれを握り、先端を舐めた。
周りからぐるぐると舌を這わせ、上からかぶせた。
信子の口の中で、それはだんだんと大きく膨らんでいく。
「お尻をこっちに・・・」
巧が、信子に向きを変えるように言う。
信子は、巧の胸を跨いで、巧のものを咥えたまま、徐々に下から顔のほうへと、後ろ向きにクッションを這い上がった。丸出しの股間が、巧の顔の前にせり上がってきた。
(何が…恥かしいだよ…)
巧は舌を、信子の花蕾に当てた。
「あん・・・」
(まぁ、仕事じゃないんだし、今度は、俺がサービスしてやるか・・・)
巧の舌が、強く当てられて、大きく動いた。
「あああ・・ああ」
思わず、声を出す信子の頭を下から伸びた巧の手が押さえ、根元まで信子の口に差し入れる。
信子は、また息ができなくなる。
この息苦しさが・・・信子は好きだ。
(もっと・・・突いて・・・喉の奥まで突き入れて・・・・)
信子は、心の中でそう叫んでいた。
理沙の慟哭1−4

4.お兄ちゃんと言って
「さぁ、中に入んな」
理沙は、孝之に腕を引っ張られ、マンションの中に押し込まれた。
「じゃ、明日の朝、迎えに来るんで・・・」
孝之は、中の男にそう言って、帰った。
一晩の契約は初めてで、いつもの何十倍も気が重かった。
男は、玄関に突っ立ったままの理沙の腕を引いて、中に引っ張っていく。
あいさつも何もなしだ。
いくつぐらいだろう?
20歳くらいか?
理沙には、男の年齢などよくわからない。
自分と同年代・20歳くらい・中年・年寄り、せいぜいこの4種類だ。そして、20歳くらいの男が、もっともいやな相手だ。
もちろん、同年代の男の子というのが一番いやだが、普通に、そういうことはあり得ない。
理沙は、相手が若ければ若いほどいやだった。
理沙には、好きなタイプなどない。
男は嫌いだ。
もちろん、女が好きというわけではない。男が嫌いなのだ。
特に、太ってて脂っぽくて、色が白くて、不潔でなよっとした男は、鳥肌が立つほど嫌いだ。
この男は、筋肉質というわけではない。色は白く、どちらかというとなよっとしている。
これで太っていて、不潔なら最悪だったのだが、かろうじて、そこは免れた。
「セーラー服、体操服、どれがいいですか?それともすぐ始めますか?」
そう言えと言われている。
「そうだな・・・時間はたっぷりあるし・・・セーラー服にしようか」
もちろん、実際の学校の制服ではない。
理沙は、孝之が用意した白の夏用のセーラー服を取り出した。
着ていたTシャツとジーンズを脱いだ。
「ブラは・・・はずしたほうがいいですか?」
これも客に聞くように言われている。
「ああ・・・はずして」
男は、照れくさそうにそう言った。
理沙は、少しほっとして、男に背を向けて、ブラをはずした。
とりあえず、妙なフェチではなさそうだ。
先日、さっさとブラをはずしてセーラー服を着たら、男に注意された。
ノーブラにセーラー服では、いかにも商売という感じで、がっかりなのだそうだ。
理沙は、正真正銘の中学生だ。コスプレをしているわけではない。
そういうこだわりは、ただただ面倒なだけだった。
理沙は、パンティーだけになって、セーラー服を着た。
男の視線が背中に貼り付いている。
スカートを穿く。突き出したお尻に視線が移る。
上も下も短い。おへそと太ももの付け根まで露出している。
これでは、ブラがあろうとなかろうと、いかにも商売だ。
ただ、こういうのを喜ぶただのスケベな男のほうが、自前でセーラー服を用意しているような男より、よっぽど楽だった。
「君、本当に中学生?」
「はい」
「ふーん、名前は?」
「まりあ」
理沙は、まりあと名乗った。
「そう・・・・」
男は、じっと理沙を見ているだけで、理沙はどうしたらいいのか迷った。
理沙は、自分のほうからは動けない。
中学生にサービスをされたい客は、あまりいない。
理沙は、たいてい、立っているだけで、そうすれば、客のほうから手を伸ばしてくるか、ああしろこうしろと指示があるか、いつもはそうなのだが・・・・。
「あのぉ・・・・横に座りましょうか?」
ずっと、ただ立っているのもばかみたいで、理沙のほうから男に訊いてみた。
「ああ・・・そうだな・・・いや、ベッドに座って」
男は、理沙をベッドに座らせ、自分はその前にイスを置いて座った。
「手を後ろについて足を開いて」
理沙は言われた通りにする。
男は、露骨に理沙の股間を覗く。
「オナニーしてみて」
(ああ・・・)
理沙は、オナニーをしたことがない。孝之に言われて仕方なくしたことはあるが、気持ちよくなりたいという気が最初からないのだ。孝之にああしろこうしろとさんざん注意された。
理沙は、股間に手を伸ばし、パンティーの上から、2本の指で股間をなぞる。孝之にそうしろと言われたとおりを実演して見せた。
男が横に座った。つまらなかったに違いない。
男は、セーラー服の大きく開いた胸元から手を差し入れて、理沙の乳首をつまんだ。
痛いだけだが、オナニーをさせられるよりはましだ。
男のもう一方の手が理沙の顎をつかんで上を向かせ、理沙の口の中に舌を差し込んでくる。
理沙は、それを受け入れる。男の唾液が入ってくる。
男の手が、顎から、股間へと伸ばされた。
理沙は目を閉じた。
出来れば、耳もふさぎたかった。
その耳元で男が囁いた。
「お兄ちゃんって言って」
鳥肌の立つ一言だ。
理沙の慟哭1−5

5.やめて、お兄ちゃん
男の指が、ショーツの上から、クリを挟むように擦る。
性的な刺激というものは、微妙なもので、理沙には、セックスは気持ちのいいものではない。
セックス=虐待でしかなかった理沙の体は、その刺激を受け付けない。
それでも、理沙は、喘ぐふりをして、男の「お兄ちゃんと言って」というささやきを無視した。
「うつ伏せになって、お尻を上げて」
理沙は、言われた通りにするが、返事はしない。
男は、理沙のスカートを背中までめくって、ショーツ越しに股間を自分の鼻で擦るようにする。
理沙は、どんな要求にもたいていは応じる。
裸を見られて恥かしいと思うこともない。
話しかけられるのに比べれば、おしっこを見られるほうがまだましだった。
男が、理沙のショーツを膝まで下げた。
丸い、真っ白な理沙のお尻を左右に広げ、男は、舌を伸ばして理沙のアナルから、前へと舌を這わしていく。
理沙は、両手で頭を抱え、耳をふさいだ。
舌が指に変った。男は理沙の横に座り、理沙は顔を自分に向けた。
理沙の顔の前に、男のものがあった。
理沙は、顔を上げ、それを含んだ。
そうしろということなのだ。言われる前にする。
先端だけを口に入れ、舌でぐるぐると舐める。
男は腰を引いたが、理沙はついて行く。
手だろうと、口だろうと、あそこだろうと、お尻だろうと、とにかくはやくいかせる。
そうすれば、解放してもらえる。
理沙は、男のものに手を添えてしごいた。
(いけっ・・・いっちゃえ・・・・)
不意に男は、理沙の手を払い、ぐいっと突いてきた。
男の手が、理沙の股間から離れた。
理沙は、身体をまっすぐ男の方に向けると、男のものをぐっと根元まで飲み込む。
男の表情が、変わった。
理沙は、後ろに手をついて足を開いて座っている男の股間に頭を埋めた。
唇に強く力を入れて、引いた。
3度目に、男は膝を立てて腰を浮かせた。
理沙は、自ら男のお尻を抱きかけるように手を回し、ぐいぐいと咽の奥までそれを入れた。
「あ・・あ・・・・」
男は理沙の頭を押さえ、理沙の口の中にどっと放った。
どくっ・・・どくっ・・っと流れ出てくる。
多い。それは、多すぎて、理沙の口からこぼれた。
男の手がどくと、理沙はすぐに男から離れて、テーブルの上のティッシュを取り、そこに吐き出した。
飲み込めと言われているのだが、今日は多すぎた。
鼻を突く臭いに、思わず、吐きそうになる。
「ごめんなさい」
理沙は、男に謝った。
「・・・・・何が?」
男は、理沙が何を謝っているのかわからない。
「飲み込まなかった」
「ああ・・・いいよ。そのかわり、きれいにして・・・・」
理沙は、黙って、男の股間にもう一度、顔を近づけ、それを含んだ。
男は、嬉しそうに、理沙の頭を撫でた。
「お風呂に入ろうか?」
理沙はうなずいた。
ありがたいことに、男は、お兄ちゃんという言葉には、こだわっていなかった。
お風呂では、男は理沙の身体を丁寧に洗った。
お風呂から出ると、今度は、体操服にブルマだ。
泊まりの予定だが、パジャマなどは、持ってきていない。
パジャマ代わりにちょうどよかった。
といっても、ぢおうせ脱がされてしまうのだが・・・・
2回目は、バックから、ブルマの横から差し込まれ、最後は顔にかけられた。
男は、理沙の頬に飛び散った精液を、自分の肉棒でかき寄せ、理沙の口に運んだ。
理沙は、今度は、飲み込んだ。
そして、また、男のものを舐め取った。
男は、執拗だった。
理沙の体操服とブルマを脱がせ、裸にすると、うつ伏せの理沙の背中に乗って、背中じゅうに舌を這わせた。
男の部屋に来てから、3時間。普段なら、とっくに帰れるのに・・・・。
理沙は、うつ伏せのまま、眠ってしまいたかったが、男の舌は、おぞましく、とても眠れる状況ではない。
「気持ちいい?」
いいわけがない。理沙は、返事をしない。
男は、身動きしない理沙に興味を失ったのか、ベッドを降りた。
「アイスでも食べる?」
会話などしたくない理沙は顔を上げ、男を見た。
目があった。理沙は、軽く頭を横に振った。
「そう・・・」
男は、うつ伏せの理沙の裸の背中とお尻をじっと見た。
「ねぇ、君、なんか部活でもやってる?」
理沙は、身体を回し、仰向けになって、上半身を起し、同じように、頭を横に振った。
「音楽でも聴く?好きなアーチストは?」
やはり同じように頭を横に振る。
「中学生でも・・・いるの?こんなことしてる子…」
最低な質問だ。
「わかりません」
「君は、どうして始めたの?街で声かけられた?」
理沙は、うつむいて返事をしない。
ほとんどしゃべらない理沙に、男は、だんだんとイラつき始めた。
男が、近寄ってきた。
理沙は、ベッドから降りようとしたが、男に腕をつままれ、また、ベッドに引き戻され、うつ伏せにされて、腰の上に乗られた。
男は、理沙の腕を背中で交差させ、タオルで縛った。
理沙の体がこわばる。
男は、腰の上から太ももの上に移動したが、両足で理沙の両太ももをしっかりと挟み、動けないようにして、お尻を手の平で強く押し始めた。
手の平に力を入れてぐるぐる、回しながら、指先を食い込ませる。
「あ・・・いっ・・・・」
指を立てて、お尻の肉をわしづかみにされる。しばらくぎゅっとつかむと、また、手の平で強く丸く押す。そして、またつかむ。だんだん、つかまれている時間が長くなる。
不意に、指でひねられた。
「うっ・・・・」
理沙は、ただ、我慢するだけだ。
みるみる理沙のお尻が、赤くなっていく。
「痛いか?」
理沙は何も言わない。
「痛かったら、お兄ちゃん、やめてって言いな」
ますます言いたくない。
男は、ベッドの横にあるサイドテーブルの引き出しから、バイブを取り出した。
男は、理沙にそれを突き入れた。
「ああ・・・いや・・・いや」
「お兄ちゃん、やめて・・・・だ」
理沙は、再び黙った。
男が、振動のレベルを上げた。
「うっ・・・・・」
それでも、理沙は、お願いしない。
「強情だね」
男は、背中で腕を縛ったままの理沙を仰向けにすると、理沙とは逆向きに、理沙の股間に顔を埋めるように理沙に乗った。
目の前のバイブを、弄びながら、男は、肉棒で、理沙の口を探し、それを見つけると、理沙の口につき立てた。
男は、理沙の口を、性器でもあるかのように、腰を前後させる。
男は、2度放出していたにもかかわらず、固さも大きさもじゅうぶんだった。
理沙は、バイブの激しい刺激に、身体をよじって耐えたが、男に口も使われて、どうにも耐える術を失ってしまった。
「あああ・・あふぁああー」
今まで全くといっていいほど喋らず、声も出さなかった理沙の声が、大きく響いた。
「やめて・・・お兄ちゃん、やめて」
男は、理沙の耳元に顔を寄せて話す。
「やめて・・・お兄ちゃん」
とうとう、理沙はそれを口にした。
「もう一度・・・」
男は、いい気分だった。
「やめて、お兄ちゃん」
「うっ・・」
お兄ちゃんという言葉の刺激に、2度放出していたにもかかわらず、男は、3度目も理沙の口に放った。
理沙の慟哭1−6

6.千春
部屋のベッドは狭く、いっしょにはとても寝られない。
男は、理沙にベッドを与え、自分は、床に寝た。ベッドで一人にしてくれたのはありがたかった。
おかげで、理沙は、なんとか眠ることは出来たのだが・・・・。
朝、ベッドに男が入ってきて、理沙を自分の上に乗せた。
男は、理沙の身体を下へ下へと押しやる。
最悪な朝だ。
男が、何を望んでいるか・・・理沙にはじゅうぶんに理解できたが、従いたくはなかった。
男の手が、理沙の頭を押さえ、自分のものに押し付けた。
しょうがなかった。理沙は、男のものを咥えた。
昨夜3回、全部、口だった。そして、朝も・・・・
理沙は、さすがに飲み込まず、バスルームにいって、吐き出し、そのまま長々とシャワーを浴びた。
10時を過ぎて、孝之は迎えに来た。
「また、お願いするよ」とうい男の声が聞こえたが、理沙は、さっさと孝之の車に乗っていた。
「ほい、これ、小遣いだ」
理沙は、1万円札を1枚握らされた。男からいったいいくら取ったのか、理沙は知らない。
ただ、泊まりじゃないいつもならば2千円だから、相当取ったのだろう。
こうしてお金を渡されるのもいやだ。
したくてしているわけじゃない。
お金が欲しいわけじゃない。
理沙は、ほとんどお金を使わない。
服も髪型も化粧も全く興味は無い。
いっしょに出かける友達もいない。
理沙が話をするのは、たったひとり、母、信子の従姉妹の千春だけだ。
千春は、まだ24歳だが、離婚して1年、今は、ヌードモデルをしていた。
理沙の両親のことも、理沙がどんなめにあっているのかも千春は知っている。
「千春さん、ごめん、こんな遅くに・・・・」
その夜、理沙は千春に電話した。
「どうしたの?」
「昨日ね、泊まりだったの」
「泊まり?」
「男のところで一晩」
「ひどいわね…だいじょうぶ?」
「うん。平気」
理沙は、いつもそう言う。
平気なはずが無い。
「千春さん、訊いていい?」
「何?」
「ヌードモデルって、15歳でもなれるの?」
「理沙、モデルになるの?」
「わかんないけど…」
理沙はもうすぐ中学を卒業する。
どうせ、同じことさせられる。
高校生としてやるか、高校生のふりをしてやるかの違いだけだ。
「高校生はだめなんでしょ。でも、高校生じゃなきゃいいのよね」
「理沙・・・・・」
千春に、理沙の必死さがひしひしと伝わってきた。
「理沙」
「ん?」
「モデル、やってみる?知り合いを紹介するわ」
「でも…」
理沙が自分で自由にできる時間は無い。
「だいじょうぶよ。わたしに任せて」
「うん。わかった」
「じゃぁね」
「うん。じゃぁ」
千春は、理沙が、家を飛び出す気なのだと思った。
(住むところと仕事…)
なんとかしてやりたいと千春は思いをめぐらせていた。
理沙の慟哭2−1

第2章
1.家出少女
「おい、起きろ」
孝之が事務所代わりに使っているマンションの部屋に入ると、床にマットを敷いて、毛布にくるまっている女がいた。
「ああ・・・おはよ」
「おはよじゃないよ。また、勝手に入って・・・」
寝ていたのは、中学3年の柴田瑞樹。孝之の手持ちの少女の一人だが、家出を繰り返し、友達のところを泊まり歩いて、泊まり場所がなくなると、ここに来る。
事務所といっても、電話に机とイス、ソファがあるくらいで、盗られて困るものがあるわけでもない。
鍵は、いつもガス管の点検扉の中に置いてあり、彼女はそれを知っている。
「で、仕事ある?」
瑞樹が、仕事をしたいからと連絡してきたのだ。
「あるにはあるが、お前、ちゃんとやるか?このあいだみたいに、いなくなるんじゃないだろうな?」
「あれは、場所がわからなかったんだってば・・・で、探してたら、お巡りにつかまって・・・」
もっともらしい話だが・・・・たいてい嘘だ。
「今、お金ないんだ。ちゃんとやるから・・・」
「そうか・・・わかった。じゃぁ、仕事をやろう。今夜だ。いいな」
「いいよ。で・・・さぁ、夜、仕事するから、今、お金貸してくれない?」
「だめだ」
「けち・・・何も食べてないんだよ。それに下着もさ・・・」
「お前は、夜までずっとここにいろ。食べるものも下着も買ってきてやる」
「何それ・・・まったく信用ないってこと・?」
「そういうことだ」
「ひどーい」
「それに、金は貸さない。今、俺から稼げ」
「嘘でしょ?本気で言ってるの?」
「ああ・・・本気だ。夜までお前のお守りだ。相手をしてやるよ」
孝之は、瑞樹を床に押し倒し、うつ伏せにしてスカートを脱がした。
「やめてよ・・・」
スカートを脱がされ、ショーツを膝まで降ろされた瑞樹は、足を少しばたつかせたが、必死の抵抗というわけではない。
「このあいだの埋め合わせもあるからな」
「だから、あれは・・・・」
孝之は、もう一度、言い訳を始めようとする瑞樹の顎に手をかけ、上半身を起こすと、ノースリーブのカットソーをいっきに引き上げ、それで、瑞樹の顔を塞いだ。
「立て」
瑞樹は、自分でカットソーを脱ぎ、膝にひっかかっていたショーツも降ろした。
全裸にブラだけという格好で孝之の前に立った。
中学生とは思えない豊満な体だった。
この仕事に歳など関係ない。
客は、中学生に見える女がいいのであって、中学生であろうとなかろうと関係ない。
本物の中学生でも、そう見えなければ、意味はない。まさか、身分証をみせるわけにもいかない。
孝之は、しばらく瑞樹を眺めていたが・・・おもむろに腕を引いて、バスルームに向った。
「おめぇ、匂うぞ・・・風呂ぐらい入れ」
「だから・・・そう言ったじゃん。下着も汚れてるって・・・・」
「きれいに洗ってろ。着るものと食べるもの買って来てやるから・・・。服、持って行くぞ」
「だめだよ。お風呂から出たらどうするの?裸でいるの?」
「裸でいろ」
孝之は、そう言い残して、瑞樹が脱いだ服を持って出て行った。
孝之が帰ってくると、瑞樹は、毛布にくるまってビデオを見ていた。
さすがに服がなければどこにもいけない。
「遅いよ・・・お腹すいて死んじゃうとこだった」
「ほい」
孝之は、ハンバーガーとオレンジジュースを瑞樹に渡した。
「これだけ?ポテトとかってないの?」
「太るからよせ」
「うわっ・・・ひどい。太ってないよ、わたし・・・」
瑞樹は、太ってはいないが、かなりぎりぎりのぽちゃ体型ではある。
太ってないと強調できるほど、痩せているわけではない。
「太るからって言っただろ。太ってるからって言ったわけじゃない」
瑞樹は聞いてない。
すでに瑞樹は、ハンバーガーを食べ始めていた。
「ねぇ、このビデオ」
「ん?」
「これ、中学生?」
「さぁ?」
「なんか本物の中学生みたい・・・いいの?こんなの」
「自分のことは棚に上げて・・・か?」
「わたしは、ビデオに出るわけじゃないもの」
今度は、孝之が無視した。
食べ終わった瑞樹に、下着と服を渡した。
「着てみろ」
「やだ・・・何、これ」
淡いピンクのタンクトップに同じ色のショートパンツ
「子供じゃないんだから・・・」
「子供じゃないと困るんだよ」
「ふーん?・・・・きゃはっ・・・イチゴのパンツ」
瑞樹は、ひとつひとつはしゃぎながら手に取った。
「そっちは?」
「セーラー服」
「出た・・・・お約束」
「これが売りだからな」
「こんなもんがねぇ・・・まったく、おじさんという生き物は・・・・」
瑞樹は、仕事の相手をおじさんと決めているようだった。
「あれ?・・・ねぇ、ブラは?それから、わたしの服は?」
「ない」
「ノーブラでこれ着んの?」
「ああ、そうだ」
瑞樹は座ったまま、まずタンクトップを着た。瑞樹の乳房は、けっこう大きく、薄いタンクトップから乳首がつんと突き出ている。
「やだぁ、乳首でてるよ・・・」
その乳首を孝之がつまんだ。
「痛い・・・つまむな」
瑞樹は、座ったまま、壁際まで後ずさる。
「で、わたしの服は?」
「ない」
「うそ?」
「売った」
「えーっ・・・・勝手に、なによ。お気にだったのに・・・」
「差額が6000円だ」
「なんのこと?」
「飯と服の代金からお前の服を売ったお金を引いた差額だ」
孝之は、瑞樹の腕を背中に回し、おもちゃの手錠をかけた。
「やだ・・・何すんの?」
「6000円の仕事だ」
孝之は、ズボンを脱ぎ、下半身を晒すと、座ったままの瑞樹を壁に押し付けた。
「やめろ・・・」
わめく瑞樹の口を孝之は、自分の肉棒でふさいだ。
両腕で瑞樹の頭をつかんで、頭を壁に押し付けると、腰を使って肉棒をぐいぐい押し込む。
ぐわっ・・・ぐうぇっ・・・
苦しそうにあえぐ瑞樹には、おかまいなしだ。
やわらかかった孝之のものが、太く固くなり、よけいに息苦しい。
孝之は、瑞樹を持ち上げると、ソファの背にコートでもかけるように置いた。
お尻が上を向き、頭がソファにめり込んでいる。
「きれいに洗ったか?」
孝之は、瑞樹のお尻を左右に広げ、瑞樹の中に指を差し入れる。
「お前・・・・」
孝之は、指でぐるぐると瑞樹の中を掻き広げた。
「・・・・オナニーしてただろ」
「へへ・・・他にすることないし・・・」
「まったく、すけべなガキが・・・」
孝之は、すぐに瑞樹の中に肉棒を突きたてた。
「出かけるぞ」
孝之は、瑞樹の口の中に出して、それをきれいに舐めとらせると、すっと立ち上がった。
「夜じゃなかったの?」
「早くなった。服を着ろ」
瑞樹が服を着ると、孝之はすぐに、瑞樹を連れて駐車場に向った。
理沙の慟哭2−2

2.少女監禁
「これをつけろ」
「何?・・・・目隠し?・・・なんで?」
「いいからつけろ。先方の希望だ」
瑞樹は、しかたなく渡されたアイマスクをつけた。
「なんか、気分悪いよ。シート倒していい?」
「ああ、寝てていいぞ」
瑞樹は、よく寝る。どこでも平気で寝る。
「起きろ」
孝之に身体を揺すられている。あまりいい目覚め方ではない。頭がぼーっとしている。
「ちょっと待って・・・・すぐは無理」
瑞樹は、大きなあくびをして、それから、シートを戻した。
孝之がドアを開けた。
「ねぇ、これ、とっちゃだめ?」
「まだだ」
瑞樹は、孝之に脇を抱えられるようにして歩いた。
孝之が立ち止まった。
ピン!
エレベーターの音だ。
瑞樹は、孝之に背中を押されるようにして中に入った。
「とっていいぞ」
やっと、瑞樹はアイマスクをはずした。
エレベーターは11階で止まったが、エレベーターホールに出て、孝之が通路に誰もいないのを確認すると、瑞樹は、また目隠しをされた。
まっすぐ、10mくらい歩いただろうか。孝之は立ち止まり、インターホンで到着を告げると、ドアが開いた。
玄関を入ると、孝之ではない男の腕につかまれた。
誰の腕だか分からない腕に引っ張られて瑞樹は、部屋に入った。
(おかしい・・・・なんか・・・変・・・)
誰も声を発しない。客はともかく、孝之は、客にあいさつくらいはする。
その孝之の声もしない。
瑞樹は、いやな予感がした。
孝之の事務所で見ていた、ラベルのないビデオ
少女が、監禁されてレイプされていた。
その彼女も、最初は目隠しをされていた。
5,6歩、歩いて止まった。
不意に男に、前から瑞樹を抱きしめられる。
身動きが出来ない。
瑞樹は、手首にリストバンドを入れられ、その上から縛られた。
別の男の手だ。
「なに・・・・するんです?」
怖くなって瑞樹は、小さな声で訊いた。
「黙れ・・・・しゃべるな」
声は、横から聞こえた。
(人がいっぱい・・・いる)
「ああぁっ」
縛られた腕を上に引っ張られた。
前から瑞樹を抱きしていた男が、瑞樹から離れた。
何分たったのだろう。
誰もしゃべらない。
沈黙の中で、瑞樹の恐怖は増大していく。
いくつか足音がしている。
近づいて・・・止まる。
(見られてる・・・それだけ?)
恐怖に張り詰めていた気持ちが少し緩んだ。
不意にお尻を触られた。
それが、合図かのように、一斉に手が伸びてくる。
「う・・う・・う・・・わぁ・・・」
瑞樹は、気持ちが少し緩んだ分、思わぬ出来事に、軽いパニックに陥った。
お尻に乳房に、あそこにも太股にも手が伸びてくる。
スカートをまくられる。
タンクトップが下げられ、乳房をつかまれる。
ショーツがおろされて、右足を抜かれる。
「わぁぁぁぁー」
片足を持ち上げられた。
前にもアナルにも、指が侵入してくる。
だれも、一言も発しない。
(何人・・・・いるのぉ・・・)
瑞樹は、完全にパニックになった。怖かった。
「いやーっ」
瑞樹は大声でわめいた。
ビシッ
いきなり頬を張られた。
腕を吊られて、体中を触られ、舐められながら、瑞樹は、恐怖で何の抵抗もできなかった。
手足を持たれ、ベッドに横に寝かされる。
頭と足がベッドからはみ出している。
腕は左右に広げられ、ベッドに押し付けられた。
上下、同時に男が入ってくる。
痛く・・・苦しい。
瑞樹は、苦しくない姿勢、痛くない体勢を探した。
頭を、ベッドから落とし、咽と口を一直線にする。
背中を丸め、腰を浮かし、足を上げた。
男が、その足を肩に乗せる。
口の男が先だった。
男は、瑞樹の口じゅうにまき散らかした。
口から溢れた白濁した液体が、頬を通って、髪の毛の中に入っていく。
アイマスクの中にも入ってきた。目が開けられない。
吐き出したかったが、できそうにない。
飲み込む気は、さらさらなかったが、ザーメンがたまった口の中に、次の男のものが入ってきた。
大量に口から溢れたが、一部は、男のもので咽に押し込まれた。
下の口を使っている男の動きが早まって、止まった。
(やだ・・・中は・・・やだ・・・)
男は、瑞樹から離れたが、すぐに次の肉棒が入ってくる。
「ぎわっ・・・」
乳首に激痛が走った。
なにかで挟まれた。
もういっぽうも・・・・
瑞樹は、激しく動いたが、肩と腰を押し付けられて動けない。
誰かが、瑞樹の胸に跨った。
その男は、瑞樹の豊かな乳房を左右から寄せて、そこに肉棒を挟んだ。
乳房を揺すられるたびに、挟まれた乳首に激痛が走る。
2人目が、口に出すと、瑞樹の乳房を使っていた男は、瑞樹の顔にかけた。
何も出来なかった。
されるままだ。
瑞樹は・・・もう、考えることをやめた。
後から2人、瑞樹の顔に放出した。
立たされた。
男のものが髪にこびり付いているのがわかる。
瑞樹は、バスルームに連れて行かれた。
ようやくアイマスクがはずされたが、瑞樹は、男達の顔を見ようとはしない。
男は、全部で5人・・・・だが、そんなこと、どうでもよかった。
腕を引かれ、中に入ると、お湯のないバスタブに入れられ、座らされた。
バスタブの外に5人の男が並んだ。
瑞樹は、うつむいてただ座っていた。
どうにかできるものでもない。
肩に生温かい液体がかかった。
ひとつ・・・・ふたつ・・・・みっつ・・・・
肩に・・・・頭に・・・・顔に・・・・乳房に・・・・首に・・・・
瑞樹は、うつむいて息を止めた。
涙が止まらなかった。
外で誰かが大声を出したが、何を言っているのかわからない。
男達が慌ててバスルームを飛び出した。
「警察だ。全員動くな」
開いたドアから、声が聞こえた。
テーマ : セクシーなランジェリー - ジャンル : アダルト
理沙の慟哭2−3

3.私も飲んだ
「どうしたの?理沙」
朝、千春が、仕事に出ようとしたところに、理沙がやって来た。
「千春さん、ごめん、急に」
理沙はそう言うと、申し訳なさそうに入ってきた。
「どうしたの?」
「お父さんがね・・・捕まったみたい」
理沙は、唐突に話し出した。
「捕まった?いつ?」
理沙の父、孝之が、未成年者の略取・誘拐で逮捕されたのだ。
「警察の人がいっぱい来て、部屋中のものを持ってった」
「理沙、ずっとそこにいたの?」
理沙はうなずいた。
「そう?怖かった?」
理沙は、首を振っただけでそれ以上何も言わない。
理沙は、口数が少ない。不器用で、無愛想で、可愛げがない。
いつも精一杯、意地を張ってだいじょうぶだと言うが、誰が見ても、だいじょうぶでないことが多い。
一生懸命、人を自分から遠ざけようとしているのだ。
「で、お母さんは?」
「しばらく帰ってこないって」
「そう」
「入って」
千春は、理沙を部屋に入れた。
「理沙、学校どうするの?」
「休む」
父親が逮捕されたのだ。
無理に学校に行くこともない。
とりあえず千春は、理沙を部屋に入れて仕事に出た。
帰ってみると、理沙は寝ていた。
千春は、寝ている理沙の前のテーブルを片付けて理沙の横に布団を敷いた。
「理沙」
「うん?」
寝ぼけた顔で、理沙が頭をあげた。
「お布団で寝よう」
千春は、子供に話しかけるように言う。
「うん」
「服脱いで」
「うん」
千春は、返事をしただけで、すぐにまた、横になろうとする理沙の服を脱がしてやる。
服を脱がされながら、理沙は、少し意識がはっきりしてきた。
「ああ・・・千春、おかえり」
「ただいま」
「何時?」
「1時半かな」
「ふーん。今、帰ってきたの?遅かったね」
「うん。ちょっと、撮影の後、誘われて飲んでたから・・・・」
「そう。私も飲んだ」
「わかってるわよ」
テーブルの上に、缶チューハイの缶があった。
「ごめん」
「いいわよ。電気消すわよ」
「うん」
千春は、横になって丸まっている理沙を背中から抱きかかえるようにくっついて寝た。
理沙は、こうされるのが好きだ
千春は、それを知っている。
理沙の慟哭2−4

4.祐二
「アイスコーヒーでいいか?」
祐二は、電話をしながら千春に訊いた。
「はい」
千春は、バスローブを羽織ながら返事をした。
今日の仕事は、写真ではなく、絵のモデルだ。
絵のモデルは、千春には初めてで、かなり緊張した。
ポーズを決めて、15分。
祐二が休憩を入れた。
曽根祐二
不動産関係の大手企業のトップであるが、趣味で絵を描く。
また、多くの風俗店を経営している男でもある。
千春は一度だけ、祐二の絵を見たことがある。
その中に数枚、理沙によく似た少女の絵があったのを覚えている。
「ここにいる間は、ずっと裸でいてくれるか?」
「裸で…ですか?」
「ああ…」
千春は、羽織ったバスローブをまた脱いだ。
おかしなもので、ポーズをとっているあいだは、裸でいることに何の抵抗もないが、休憩中に裸でいるのは、どんな格好で座っていいものか悩んでしまう。
無意識に足を組み、手で乳房を隠してしまう。
「力が入りすぎている。もっと力を抜いてリラックスして…」
祐二に言われるまでもない。
千春は、胸の前で組んでいた手をほどき、頭の上にまっすぐ伸ばして伸びをする。
ドアのチャイムが鳴った。
コーヒーが来たのだ。
「もらってきて」
こともなげに祐二が言う。
「はい…」
立ち上がった千春を祐二が見ている。
(このままで行けっていうこと?)
どうもそのようだった。
千春は、裸のままドアを開けた。
配達に来たコーヒーショップの店員は、慣れているのだろう、別にどうということもなく千春にコーヒーの乗ったトレイを手渡して帰っていく。
ただ、千春のほうは慣れてはいない。
トレイを持った手が震え、グラスがガチガチと音を立てた。
祐二が、いつのまにかじっと千春を見つめていた。
なんとも言いようのない目だ。
普通の男の好色な目ではない。
といって、絵を描いているときの目でもない。
ただ、じっと見られてはいるが、恥かしくはない。
むしろ、心地よくさえある、そんな目だった。
「縛っていいか?」
アイスコーヒーを手渡したとき、不意に祐二がそう口にした。
祐二の絵は、そういう絵だ。
千春は、縛りの経験はあるが、それはあくまで撮影が目的の縛りで、縛りが目的の縛りではない。
祐二の縄は、そんな甘い縛りではなかった。
「はい」
千春の緊張がいっきに高まる。
「手を出して」
祐二に言われ、両腕を前に突き出しながら、千春の手が少し震えている。
祐二は、千春の両手首をいっしょに縛った。
そこまでだった。
「これだけ…ですか?」
「ああ…これだけだ」
千春は、縛られた両手でアイスコーヒーを飲んだ。
裸でいること。
縛られていること。
そして普通にコーヒーを飲んでいること。
心臓の鼓動が全くおさまらない。
今なら、体のどこに触れられても感じてしまいそうだ。
「曽根さん」
「なんだ?」
千春は休憩しているが、曽根はカンバスに炭を走らせている。
千春の残像が残ってでもいるかのように…。
「わたし、以前に曽根さんの絵を見たことがあります」
「そう?」
「中学生か高校生くらいの小さなかわいい女の子の絵」
曽根は、何も答えない。
「何枚かあって、哀しい目をしてました」
千春は祐二の顔を伺う。
いやな話題ではないようだ。
「わたしの知り合いの、まだ中学生なんですけど、その子が、曽根さんの絵の彼女と同じ表情をします。どこかで見たことがあるって思い返して、曽根さんの絵の女の子だって気づきました」
「見るか?」
曽根は、奥から絵を一枚持ってきた。
両腕を吊られた小柄な女性の真っ白な肌に荒縄が食い込んでいる。
そう、この絵だ。
「彼女はモデル?」
「いや。スナックのママをしている」
(ママ?)
千春よりも若いに違いない。
千春には、その絵の女性に理沙が重なって見えた。
理沙の慟哭2−5

5.商売道具
バスルームを後から出てきた信子に巧が、缶ビールを手渡した。
「ありがとう」
信子は、裸のままで、じっくりと部屋を見回す。
家具が何も置かれていない部屋。
間仕切りの壁や天井にごつい金具が露出していた。
「ここって、プレイ用の部屋?」
「そういうことだ」
「縛るの?・・・いいわよ」
「いや・・・」
壁の中央にX字型に柱が組み込まれている。いかにも人をはりつけますよという感じの柱で、手の位置、足の位置に、ベルトが固定されている。
それで、手足を拘束するのだろう。
ただ、不思議なことにその真ん中、床から1mくらいの高さに、小窓がついている。
巧が、そこに行き、その小窓をあけると、丸い穴が開いていた。
いかにも不自然な穴だ。
「何なの、それ?」
信子は、近寄って、巧に訊いた。
「ここに顔を突っ込んで・・・」
「ここに?」
信子は、躊躇したが・・・好奇心もあった。
「手から・・・突っ込んで・・・」
巧が平然と指示をする。
信子は、恐る恐る、壁の穴に手を入れ、それから頭を通した。
「あっ・・・・」
巧が、信子の腰を押して、ぐいと壁の中に押し込んだ。
どうということもない。
隣の部屋に顔を出しただけのことだ。
巧は、壁の内側に残った信子の足をX字型の柱に合わせて足を開かせ、太ももと足首を柱に取り付けてあるベルトで固定した。
巧みは信子が顔を出した部屋の方に回った。
こちら側は、信子が顔を出した穴の両側に手すりが付いており、その手すりを脇で挟むように信子の腕を手すりにかけて、その両手首を信子の胸の前で縛った。
「自分のけつを見たことがあるか?」
巧は、信子の正面に置かれたモニターのスィッチを入れた。
画面に映っているのは、壁にはりついたお尻と足の映像。
「どうだ?いいオブジェだろう」
普通、この角度で、自分のお尻を眺めることはできない。
信子は、それが今の自分のお尻でありながら、そういう実感がわかない。
不思議な気分だった。
「これ・・・わたしのお尻よねぇ?」
「そうだ・・・」
「なんか・・・変な感じ・・・」
巧は、バスローブの前をはだけて、自分のものを出すと、信子の顎を手で持ち上げ、顔を上げさせて、その口にそれを押し込んだ。
両腕で、信子の頭を固定してぐいっと、根元まで差し入れて止める。
みるみる信子の顔が真っ赤に紅潮してくる。
苦しいのだろう、信子が身体を揺する。
巧が抜くと、
「はぁーっ・・・・」
信子が、大きく息をする。
が、巧は休ませない。
すぐにまた、差し入れて、今度は、信子の顔を左右に振る。
「はぁーっ・・・・ぐわぁっ・・・」
巧は、何度か繰り返したが、信子の息が荒くなるのにあわせて、無理に止めなくなった。
そのかわり、激しく腰を前後させる。
不意に信子は、お尻を触られた。
「ひゃっ・・・・」
巧のものを吐き出し、モニターを覗く。
いつのまにか、カメラが、お尻に寄っている。
そこに手が4本。
お尻に2本、太ももに2本
「だれ?」
信子は、巧に訊くが、巧は応えない。
おそらく真一と治夫だろう。
指が侵入してきた。
(うぁ・・・・)
信子のクリトリスにバイブが当てられた。
「あああ…」
激しい刺激に声をあげたが、その声を、巧は自分の肉棒で制する。
さらに激しく、腰を前後させる。
頭を押さえていてくれないと、首がどうにかなってしまいそうなそんな勢いで、巧は突いてくる。
「出すぞ…」
巧は、信子の頭をつかんだ。
「うぐぅっ…」
巧が信子の口の中に放出すると、奥から治夫がこっちに回ってきた。
「奥さん、旦那、捕まったみたいだぜ」
信子は、巧の残滓を舐め取りながら答える。
「そう」
そっけない返事だ。
「うっ…あっ」
バイブがお尻に突きたてられると同時に熱い肉棒が前のほうにも入ってきた。
おそらく真一のだ。
「後は、俺達が面倒見てやるから、心配するな」
信子は、こうなることを予感していた。
孝之は、手持ちの女の情報を携帯とは別にパソコンにも保管していた。
信子は、執拗にそれを欲しがる巧に、そのデータを渡したのだ。
ただ、彼らに面倒を見てもらいたいわけではない。
商売で少女を扱っているうちは、気にはならなかったが、最近自ら、少女に手を出すようになってきた孝之が気持ち悪くなってきていた。
薄い胸に赤い豆粒が貼りついただけの少女のどこに何を感じるのか?
信子には全く理解できなかった。
少なくともこの3人は、商売道具の少女に手を出しそうにはなかった。
理沙の慟哭2−6

6.もう、やめて…
「聞きたいことがあるんだ」
信子に後始末をさせた巧は、信子の顎をつかんで顔を持ち上げ、自分も中腰になって、信子と視線を合わせた。
「何?」
「あんたの亭主、自分の娘も売ってたのか?」
巧は、単刀直入に切り出した。
「売ってただけじゃなくて、自分でも使ってたわぁぁぁ」
巧に話しかけられている間も、信子はバイブと生の肉棒の両方で責められている。
「自分の娘をか?」
「え・・ええ。それで?」
「あんたの娘を名指しで指名してきた客がいるんだが…」
「ああ・・あああああ・・・」
信子は、耐えられないという表情で、あえいだ。
巧は、胸の前で縛った信子の手首を、左右それぞれの手すりの下の方に縛りなおし、それから、木製の洗濯ばさみをいくつか取り出すと、無防備になった信子の乳房を、無造作に挟んでいく。
「あっ・・・ああ・・あっ・・あああ・・・」
これは演技ではない。信子の眉間に皺がよった。
洗濯ばさみは、すべて一本のひもでつながっている。
何をされるか、一目瞭然だ。
「やめて・・・ねぇ・・・お願い・・・」
信子の声が震えている。
「高橋って…○○町の建設会社の息子…浪人してるんだが、この前、あんたの娘を買って、ずいぶん気に入ったみたいだ」
巧は、言いたいことを言い、したいことをするという風情で、信子の哀願には耳を貸さない。
自分勝手に話しながら、信子の右の乳房の乳首を囲むように5つめの洗濯ばさみを乳房につけた。
「いい金になる」
6つめからは、左の乳房に移る。
「・・・・ああああ、痛い」
今度は巧ではない。
壁の向こうで、信子のお尻の穴に別のかなり太いバイブが差し込まれた。
「ううう・・・くわぁ・・・」
一気に左の乳房にも5個の洗濯ばさみが並んだ。
壁の向こうの動きが激しくなって、信子の体が前後に激しく揺れる。
「あ・・ああああ・・あああああ」
巧はおかまいなしに、信子に、わざと金属製のクリップを見せた。
「いや・・・いや・・・・やめて・・・お願い」
それで乳首を挟んだ。
「ぎゃーーーーーっ」
巧は、信子の顎をぎゅっとつかんで顔を上げた。
「痛いか?」
「痛い。痛いわ」
「ずっとそばに置いておきたいらしい」
「痛い。お願い…はずして…」
「そうか、じゃぁ外してやろう」
金属製のクリップがゆっくり外されると、巧は、10個の木製の洗濯ばさみをつないだひもをいっきに引っ張った。
「ぎゃーーーーーっ」
白い乳房に、赤い痕が10個残った。
巧は、すぐにまた、同じ場所を挟み始める。
「や・・・・やめて・・・」
「ずっとってわけにはいかないんで、とりあえず1ヶ月ってことにした」
「お願い。・・・やめてぇーっ・・・」
巧に、やめる気配はない。
信子のお尻に生温かい感触があった。
男がそこに放出したのだろう。
「いいな?」
巧の指が再び紐にかかった。
「やめて・・・やめて・・・やめて・・・」
また、紐がひっぱられた。
「ぎゃーーーーーっ」
ふぅ・・・ふぅ・・・
「あああああぁぁぁ・・・・」
また、生の肉棒が入ってきた。
信子は、とうとう泣きだした。
「お願い。もう、やめて…いやーっ」
狭い部屋に信子の絶叫が響く。
その口を治夫の肉棒が塞ぐ。
「うぐ・・ふうわぁ・・・あわぁー・・・・」
壁の向こうの2人目の男の動きが激しくなった。
また、乳首を弄られる。
弄っているのは真一だ。
真一も治夫も巧も目の前にいる。
「うっ」
くぐもったうなり声と共に2人目も信子のお尻に放出した。
(誰?向こうにいるのは誰?)
3人目が入ってきた。
理沙の慟哭3−1

第3章
1.監禁
信子から千春のところに電話があった。
理沙を迎えに来るという。
千春が家に帰ったときには、もう理沙はいなかった。
理沙は、迎えに来た信子に連れられて、千春のマンションを出ると、外に男が二人立っていた。
初めて見る男達だ。
見たことのない白いワゴン車に乗せられた。
信子もいっしょだが、信子は、ずっと黙ったままだ。
どこかのマンションの駐車場に車は止った。
男ひとりと信子はそこで車を降りた。
「お母さんは、あそこで仕事だから…」
残った男が、理沙にそう言った。
理沙は、別のマンションに連れて行かれた。
それから3日がたっていた。
理沙は、ずっと目隠しをされていた。
つれてこられてすぐに、目隠しをされ、裸にされて、手にボクシングのグローブをつけられた。
グローブは、手首のところを紐で縛り、その紐の上をテーピイングでぐるぐると巻かれた。
それでも、口を使えば、紐はほどけるかもしれなかったが、
誰かが、いつも近くで理沙を監視しているように思えた。
理沙は、手を伸ばし、ベッドの端を探しベッドから降りて立つ。
目が見えないとバランスも取れない。
腰を落として、手探りしながら歩いた。
何も着てはいない。
裸で四つんばいで歩く。
見られていると思う。
声は聞こえない。物音もしない。
それでも、きっと、男は近くにいる。
最初はそれが、ずっと気になった。
でも、もうどうでもいい。
いるかもしれないし、いないかもしれない。
理沙は、しゃがんで、壁にぶつかるまで、四つんばいで歩いた。
今日は、人の気配がしない。
壁に当たった。
手で壁を伝って立って、それから壁に沿って歩いた。
この部屋は、壁際に何も置かれていない。
トイレの場所は知っている。
壁伝いに歩いて、ぶつかったら左、そして最初のドア。
開けて中に入る。
ドアは開けたまま・・・。閉めると叱られるが、・・・閉めてみた。
(いないんだ・・・)
終わっても・・・自分では拭けない。
理沙は、そのまま出て、バスルームに向った。
バスルームは、並んで隣だ。
シャワーで洗った。
ここのシャワーは、レバーだ。
グローブでも水が出せる。
理沙が、ドア開けて出ようとしたとき、
不意に前から押され、バスルームに押し戻された。
「きゃぁー」
誰もいないと思っていた理沙は、心臓が止まるほど驚いた。
背中を押され、バスタブのヘリに手をついた。
お尻を後ろに突き出した格好になる。
足を広げられた・・・。
(ああ・・・・あ・・・いやだ・・・)
お尻に・・・何かを入れられた
・・・お腹が痛い
男は、15歳の理沙のお尻も使った。
そのときは必ず、事前に中の掃除をする。
理沙は、これが一番いやだった。
縛られるより、鞭で打たれるより、針を立てられるより、これがいやだった。
またトイレに逆戻りだ。
今度は、ドアは開けたまま。
がまんする。
ずっとがまんする。
でも、がまんできなくなる。
排泄が終わると、またバスルームだ。
男はていねいに理沙のお尻を洗う。
そしてまたベッドに戻される。
男の舌が理沙の体中を這う。
理沙の顔に男のものが置かれる。
理沙は口をあけた。
男は、理沙の顔にまたがり、理沙の口で出し入れする。
男は、理沙のアイマスクをはずした。
見たことのある男。
相手は、先日の男だった。
高橋昇、大手建設会社の跡継ぎだが、2浪中だ。
昇は、理沙のグローブもはずす。
「これを着て・・・」
セーラー服を渡された。
夏用の白いセーラー服・・・かなり短い。
理沙は、黙って言われたとおり着替える。
下着はない。
素肌の上に直にセーラー服とスカートという格好だ。
「おいで・・・」
理沙は、部屋の隅に立たされた。
写真を撮られることは、どうということもない。
慣れている。
ただ、心配なのは、この写真をどうするのかということだ。
こういう男に、ずっと持たれるのもいやだったが、それを拒否することはできない。
拒否したところで、無理やり撮られるし、きっともう、それも込みでお金をもらっているはずなのだ。
カメラを構えたまま、昇が理沙を手招きする。
理沙は、昇のズボンを下ろし、トランクスを脱がし、昇のものを口に含む。
昇は、それを上から撮った。
やがて、自分がしゃがみ、理沙に四つんばいにならせる。
理沙に正面を向かせ、肉棒を咥えた理沙の顔を正面から撮る。
「向こうを向け」
昇は、理沙を後ろ向きにさせて、腰をつかんで自分の顔の方に引き寄せた。
昇は理沙を上にして、自分のものを咥えさせながら、自分は、理沙の股間に舌を這わす。
股間のぬるっとした生温かい感触に、理沙は、ピクンと身体をふるわせた。
理沙は、とっくに考えることをやめていた。
今日が何曜日なのか、学校はどうなってるのか?
何をされるのか?いつまでされるのか?
何も考えない。
自分は、ただのセックスの道具だと言いきかせた。
「い・・・・・う・・・・」
理沙の腰を下に押し下げ、昇は、向こう向きの理沙のお尻の穴に肉棒を差し込んだ。
理沙は、昇のひざを押さえ、ゆっくりと、昇のものを受け入れる。
痛く窮屈だ。
理沙は、上になって、自分で動くのは苦手だ。
やがて昇は、身体を起し、理沙を四つんばいにさせて、後ろから突きはじめる。
理沙のお尻を前後に揺すり、激しく突く。
いくつもりのようだ。
「うっ・・・・」
昇は、自分のものを手で持ち、理沙から離れて理沙の顔の方に回った。
理沙は顔にかけられた。
そして、放出し終わったばかりのものを口に入れられる。
これが、1日の始まりだった。
理沙の慟哭3−2

2.相談
「千春」
祐二は、筆を置いて、タバコに火をつけた。
「はい?」
千春は、定められたポーズのまま返事をする。
「このあいだ言ってた、知り合いだっていう中学生、モデルに来てもらってくれないか?」
千春は、理沙の写真を祐二に渡してあった。
「ああ。理沙っていいます。わたしの従姉妹の子供なんですけど…すいません。いなくなったんです」
「いなくなった?」
「ええ、1週間ほど前に、彼女の父親が捕まったんです。ひどい父親で、中学生や小学生を派遣してたんですけど、家出した中学生を監禁してて逮捕されました」
「そりゃ、ひどいね」
「自分の娘にも客を取ってたんです」
「それが理沙?」
「はい。客を取るだけじゃなくて、自分でも理沙を…」
「母親は?」
「ずっと水商売で、今はデリヘルしてます。ひどい親です。父親も実際に理沙の父親かどうかわかりません。彼女自身がそう言ってましたから…」
美菜子に似てるというのもうなずける話だと祐二は思った。
「で、彼女がいなくなった話は?」
祐二は、話を戻した。
「父親が捕まって、母親はどこかに隠れてたみたいなんです。その間、理沙をわたしが預かってたんですけど、突然、理沙を迎えに行くって電話があって、わたしが帰ったら、理沙はいませんでした。彼女の家のほうは、ずっと誰も帰ってきてないままで…」
「母親とは連絡は取れないのか?」
「わたしの電話には、出ません」
「店には出てるのか?」
「わかりません」
祐二は、少なからず、理沙のことが気になっていた。
千春は、祐二の描いた絵の女、美菜子に似ているというが、美菜子より顔が小さい。
鼻も唇も似てはいない。
だが、目だけはそっくりだった。
「探しているのか?」
「はい。探してます」
「探せるのか?君ひとりで…」
できれば、それを祐二にお願いしたいのだが、千春はなかなかそれを言い出せない。
「その子の母親の店の電話番号、教えてもらえるか?」
祐二は千春の顔を覗きこむ。
「探して欲しいんだろ?」
千春は、ゆっくり大きくうなずいた。
「すいません。無理を言って…」
◇
男達が出ていってずいぶん時間がたったが、信子は、目隠しをされて、後ろ手に縛られたままだ。
やっと、誰かが帰ってきた。
がさっと物音がして、足音が近づいてくる。
知っている足音だ。
「わたし・・・仕事がなくなるわ」
信子は、ぽつんと呟いた。
もう3日、店に出ていない。
「お前の仕事はある。心配はいらない」
巧の声だ。
巧は、目隠しをして横向きで寝ている信子の首輪に手をかけた。
「あんたの飼い主が見つかった」
巧は、首輪にリードをつけると、縄を解いて信子を立たせた。
「どうするの?」
「黙って歩け」
目隠しをされたままでは歩けない。信子は、手を伸ばし、巧の腕を取って、ついて歩いた。
ドアが開く音。
信子は外に出された。
通路を歩く。
「きゃっ・・・」
横で女性の小さな声が聞こえた。
男がどんな格好をしているのか知らないが、異様な光景に違いない。
目隠しをされた全裸の女性が、首輪をされて歩いているのだ。
男が立ち止まった。
エレベーターの音がした。
信子は、巧の背中にぴったり寄り添ってエレベーターに乗る。
エレベーターを降りると、まっすぐずいぶん歩かされた。
(どこへ・・・行くんだろう?まさか・・・外?)
自動ドアの開く音がした。
信子は、慌てた。
「どこへ・・・」
「喋るな」
いくつかの段差を降りる。通りを車が走る音がする。
まちがいなく歩道だ。
巧は立ち止まり、信子の腕をほどいた。
「迎えが来る。ここで待ってろ」
そう言うなり、巧の足音が遠ざかっていく。
(えっ・・・うそっ・・・・)
信子は、リードをたどった。それは、道脇のフェンスに結ばれていた。
解くことはできる・・・・
目隠しをとることもできる・・・・
どこかに隠れることもできる・・・
歩いている人の足音が、信子のところで止まるが、しばらくすると立ち去っていく。
誰も、信子に話し掛けない。立ち止まって見ているんだろうが、触るものもいない。
(どうしよう・・・目隠しをとって・・・解いて・・・で、どうするの?)
迎えが来ると言っていた。それを待つなら、目隠しされたままのほうがいい。
自分を見ている歩行者と視線を合わせたくない。
信子は、じっとしていた。
信子には、永遠とも思われた数分の後に、誰かが、信子の腕を取った。
「乗れ」
男が、信子を車に乗せる。
「どこへ行くの?」
「あんたの住む所だ」
「わたしの住むところ?」
それ以上、男の返答はなかった。
理沙の慟哭3−3

3.個室
理沙は、両手首に赤いエナメルのリストバンドをつけられた。
小さなカギがついていて、はずせない。
そのリストバンドには50cmくらいの鎖がつけられている。
両腕を大きく広げることは出来ないが、それ以外は問題ない。
首輪もされているが、どこかにつながれているわけではない。
部屋の中で理沙は、自由に動くことは出来た。
ただ、昇が、ほとんど部屋にいた。
逃げ出したらどうなるだろう?
理沙は、有り余る退屈な時間の中で、そんなことを考えていた。
外に出る・・・・・この格好じゃ、きっと、保護される。
全部しゃべる・・・この男も、お母さんもつかまる。
わたし、どうなるんだろう?・・・施設かなぁ・・・
理沙の太ももの上に置かれた昇の手が動いた。
ぎゅっと、強く、太ももをつかまれた。
昇が、マスクを握っている。
「いや・・・」
理沙は、首を横に振る。
マスクをされるときは、ひどいことをされる。
昇は、理沙の腕の鎖の真ん中についたフックを、理沙の首輪にひっかけ、強引に理沙の腕をひっぱった。
「ああっ・・・・」
理沙は、床に置かれたクッションを抱きかかえるように、前のめりに倒れる。
昇は、その理沙の背中、腰の上に馬乗りになった。
「いやーっ・・・・」
理沙の声は、マスクの中でくぐもったまま、外には出ていかない。
スカートがまくられた。
(ああ・・・いやだ・・・・いやぁ・・・)
お尻に細い管が挿入される。
冷たい
(ああ・・・ああ・・・・あ・・あ・・・・・)
何かが注ぎ込まれる。
痛い・・・・お腹が・・・・
この前もそうされた。
前は、必死で我慢したが・・・今度は、我慢するのもいやだった。
理沙は、手でお腹を押さえたかったが、首輪につながっており、それもできない。
「トイレに・・・・」
せめてトイレに行きたかった。
理沙は、どこにいるかわからない昇に向って、お願いする。
昇に手を引かれた。
トイレだ。
ただし、ドアは開けたまま、閉めてはくれない。
理沙の排泄は、恥かしくて、死にたくなるような音とともに始まった。
終わった。
自分では拭けない。
昇が、拭く。
理沙は、足を広げ腰を落とす。
マスクの中で涙が頬を伝った。
トイレから出ると、理沙は、部屋の中央に立たされた。
両手首の鎖は、首輪から離され、天井から降りているフックに引っ掛けられた。
きっと、そのままにされる。
そして、ドアが開いて、人がやってくる
誰も何も言わない。
ただ、いっぱいの手がわたしを触る。
お尻に入れられる
前にも入れられる
口にも入れられる
逃げ出したい。どうなってもいい・・・・施設でもどこでもいい。逃げ出したい。
ドアのチャイムが鳴った。
昇の足音が玄関に向う。
大勢ではない。
入ってきた足音は一つ。
「理沙ちゃんかい?」
初めて聞く男の声だ。
理沙は、うなずいた。
◇
「ここがお前の部屋だ」
信子は、ようやく目隠しを取った。
「ここって?」
全面ガラスのバスルームとトイレ。
そして大きなベッドがひとつ。
傍らにテーブルとソファ。
典型的なラブホテルの一室だ。
男は、ベッドの横に付いたフックから伸びたロープを信子の首輪に引っ掛けると黙って部屋を出て行った。
首輪につけられたロープは、けっこう長く、バスルームにもトイレにも行ける。
玄関らしきドアには鍵穴はあるが、ドアノブが付いていない。
男は、そこに鍵を差し込んで、ドアを開けていた。
中からは出られないようだ。
監禁されているわけだが、その不安以上に信子は疲れていた。
とにかく、眠りたかった。
ベッドに倒れこむと同時に眠ってしまった。
どのくらい眠ったのか。窓のない部屋は暗く、時間はわからない。
信子は、急に首を引っ張られた。
(何?・・・・なんなの?)
首輪についたリードが、引かれている。
見れば、目の前に男の肉棒が垂れ下がっている。
「舐めろ」
下卑た男の声だ。
見上げたが、見たこともない若い男だ。
信子は、逆側に向いた。
「あっ・・・」
反対側にも男がいた。
突然、足首を引っ張られる。
そこにも男がいた。
男は、信子の足を引き寄せ、いきなり挿入してくる。
「あっ…痛い。ゆっくりやって…」
信子は腰を浮かせ、挿入しやすくするが、それでもまだ痛い。
男は、やっと根元まで信子の中に収めきると、信子の両腕を引いて、自分の上に座らせる。
信子は、起き上がると、仕方なく、横の男のものを口に含む。
男の手が伸びて、信子の頭をつかむ。
男は、ぐいぐい咽の奥まで突き入れると、信子の頭を左右に激しく振った。
ふぐぅっ・・・・
数分で、男は達し、おびただしい量の精液を信子の口に放出した。
「飲み込め」
いっぺんに飲み込める量ではない。といって吐き出す場所も、そういうものもない。
男は、ミネラルウォーターのボトルを手渡す。
飲み込めということなんだろう。
信子は、何回かに分けて飲み込み、すぐにミネラルウォーターを飲んだ。
すぐに逆側にいた男に頭をつかまれ、逆を向かされる。
信子は、また、それを口に入れた。
動かない信子を下の男は、跳ね上げるようにして上下させる。
体が上下に動き、うまく咥えられない。
今度の男は長かった。
顎が外れそうだ。
「きゃっ・・・」
下にいた男に跳ね上げられて、信子は後ろに倒れる。
その信子の顔をまたいで、三人目の男も信子の口の中に肉棒をこじ入れた。
太かった。
信子の口いっぱいに広がった先端部から、勢いよく精液が放出される。
この男も大量だ。
男は放出した後も、しばらく信子の口に留まった。
また、足環を引かれた。
3人だけではない。
最中にドアが開き、何人か男が入ってきていた。
何をされるかは、言うまでもない。
信子は、考えるのをやめた。
男の指が、股間を這う。
濡れない肉壺に何かのクリームが塗られる。
肉棒が入ってくる。
感触が違う。
(ゴムだわ・・・)
中に出されるのも覚悟した信子だったが、意外にも男は、コンドームを使っている。
信子は驚いた。
(客をとってるっていうこと?)
8人・・・男達は、ようやく出て行った。
信子は、シャワーを浴びて、ベッドに入った。
ドアが開いた。
男が入ってきた。
もう、うんざりだった。信子は、入り口に背中を向けて目を閉じた。
「寝てるのか?」
男の声に聞き覚えがある。
信子をここに連れてきた男だ。
「起きてるわ」
信子は男を見た。
「お前の娘、理沙を買う」
男は、信子の頬に札束を乗せた。
100万の束が3っつ。信子は、起き上がった。
「どういうこと?」
信子は、札束を握ると、ベッドから出て、ソファに座った。
男も正面に座る。
「理沙は、俺が預かる」
「冗談でしょ。わたしの娘よ」
「不満か?・・・別に構わない。あんたを、ずっとここで飼ってやってもいいんだ」
「わたしを・・・ここに?」
「それとも、亭主と同じように塀の中がいいか?」
しばらく男を見つめていた信子が、また、口を開いた。
「あなた・・・何者?」
「だれでもいい」
信子は、手を差し出した。
「これ、外して」
「理沙を売ってくれるか?」
「本気で言ってるの?」
「本気だ」
男は、真顔だ。
「いやだとは言えないんでしょ」
「そうだ」
「じゃぁ、好きにすれば・・・・」
「そのつもりだ・・・」
男は、立ち上がった。
「待ってよ。これ外して・・・。それから、ここから出して・・・」
男は、帰りかけて、立ち止まった。
「だめだ」
「何、言ってるの・・・・話が違うじゃない」
「そんな交換条件を出した覚えはない」
「なんだって・・・この詐欺野郎」
「しばらくここにいろ。ずっとじゃない、しばらくだ」
「何、ふざけたことを言ってんのよ」
「二度と理沙に近づくな。いいな」
信子は、ようやく自分が監禁された理由を理解した。
「しばらくってどのくらいよ?」
「理沙が大人になるまでだ」
「ばかやろう」
祐二は、背中越しに信子の声が震えているのを感じた。
理沙の慟哭3−4

4.涙
(ここは?…ああ、あのおじさんの家だ。わたし寝ちゃったんだ…)
理沙は身体を起こしかけて、やめた。
部屋の奥に女性がいた。
裸で十字架にはりつけになっている。
(絵を描いてる?)
理沙の位置から、男が描いているカンバスが見える。
男は、理沙をあの部屋から連れ出してくれた男のようだ。
(絵を描くんだ、このおじさん…)
理沙は、音を立てないように、ゆっくり身体を起こした。
十字架にはりつけになっているのは、モデルさんなのだろう。
小柄な女性だ。
肩で息をしている。
(苦しそう…)
理沙と目があった。
かなりきついのだろう。
目がうつろだ。
祐二が立ち上がった。
「休もうか?」
祐二が、縛り付けた手足の縄をほどくと、女は床に崩れ落ちた。
「だいじょうぶか?」
「うん」
女は、うなずいたまま横向きに丸まった。
祐二が振り向いた。
「起きたのか?」
理沙に話しかけた。
「うん」
理沙もうなずくだけだ。
「何か飲むか?」
祐二は、莉奈の返事を待たずに冷蔵庫を開ける。
ソファで寝ていた理沙の横のテーブルにヨーグルトと牛乳が置かれた。
床に丸まった彼女には、缶コーヒーを手に握らせた。
「モデルになりたいんだって?」
突然の問いかけに理沙は驚いた。
「千春がそう言ってた」
「お姉ちゃんが…?」
「そう。俺の絵のモデルにどうかって?」
「おじさん」
「ん?」
「あそこから出してくれてありがとう」
「ああ。それも千春に頼まれたんだ」
「お姉ちゃん…千春さんは?」
「仕事らしい。後で、送って行ってやる」
「すいません」
床に丸まっていた彼女が身体を起こして、缶コーヒーを開けた。
理沙は、彼女に見入った。
「美菜子っていう」
祐二が女を紹介した。
「理沙です」
理沙は、美菜子に向かって頭を下げた。
「美菜子です。よろしくね」
「はい…」
よろしくと言われても、どう答えていいかわからない。
「わたしなんか、無理ですね」
理沙は、モデルになりたいと言ったこと自体を後悔していた。
「どうかな?千春がね。君を美菜子と似た子だって言ってた」
(そんな…)
似ていない。
とんでもない。
自分が言ったわけではないが、理沙は恥ずかしくて顔を上げられない。
缶コーヒーを持った美菜子が近寄ってきた。
「似てるわ」
美菜子は、理沙を立たせ、服を脱がし始める。
理沙は、ただそれに従った。
カシャッ
いつのまにか祐二はカメラを持ち出していた。
シャッター音に驚いてカメラのほうを見た理沙の顔を、美菜子は自分に向けなおす。
美菜子の口が理沙の口にかぶさる。
理沙も小柄だ。
女の人の舌を受け入れるのは初めてだ。
理沙の足が緊張で震える。
美菜子の舌が、首筋から、乳房へと下がる。
さらに美菜子は、理沙の前で膝まずき、前から理沙のお尻に手を回し、理沙の下腹部に顔を埋める。
理沙の足が徐々に開いていく。
最初は気になったシャッター音が、もう理沙の耳には入らない。
立っていられなくなった理沙は、ソファに座り込む。
美菜子は、理沙の足を左右に大きく広げ、股間に舌を這わす。
「あああああ」
理沙が声をあげた。
今まで、同じような格好で何度もそこを舐められたが、鳥肌が立つような嫌悪感しか感じたことはなかった。
でも、今は違う。
同じ行為なのに…
理沙は初めての快感に戸惑った。
背中がもぞもぞしてじっとしていられない。
「ああああ、だめ…やめて、お願い」
子宮全体がじわーっと熱くなってくる。
初めての感覚に理沙はどうしていいかわからない。
なぜか
なぜか
涙がどんどん溢れてきた。
理沙の慟哭3−5

5
コンクリートむき出しの倉庫の一画に千春はいた。
カメラを持った男が近づいてくる。
祐二から回ってきた仕事。
初めてのビデオ撮影だ。
お腹を殴られるとだけ聞かされて同様のビデオを見た。
正直、怖かったが、理沙の件を依頼した手前、いやとはいいにくかった。
ごく普通の淡いピンクのショーツと同じ色のタンクトップ。
ブラはしていない。
カメラは、千春の周りを回って、正面に戻った。
そのカメラの脇から、男がやってきた。
千春は、ごくっとつばを飲み込む。
男の腕に目が行く。
拳を包んだ黒い皮の手袋。
太い腕、大きな手。
胃がきゅっと痛んだ。
男は何も言わず近寄ってくる。
「うっ」
いきなり来た。
それが痛いのかどうか、緊張した千春にはよくわからない。
ただ、怖かった。
男の手が後ろに引かれる。
千春は思わず、手でお腹を隠し、腰を引く。
男に腕をつかまれて、頭の上に押し上げられる。
「はっ」
また来た。
今度は、一瞬だが、息が詰まった。
また、男の手が引かれる。
「あっ…」
思わず声が出る。
今度は軽く脇に当たった。
痛くは無かったが、恐怖で息が苦しい。
また、腕をつかまれた。
「いやっ」
男は、千春に目隠しをした。
「腕を上げて…」
初めて男がしゃべった。
(腕を上げる…)
千春は、心の中でそう繰り返したが、腕は上がっていかない。
また、男に腕を取られて、頭の上に上げられる。
脇の下の窪みの深いところを、男の指が這う。
普段ならくすぐったいはずなのだが、それすらも痛い。
千春は、腕を降ろし、脇を締めた。
「うぐっ…」
不意だった。
脇を弄ったのは、フェイントだ。
息ができない。
千春は、しゃがみこんだ。
カメラは、お腹を押さえ、頭を床につけてしゃがみこんだ千春の周りを回って、後ろに突きだされた千春のお尻で止る。
ごく普通のショーツであることが余計になまめかしい。
男が、千春の腕を取って、立たせる。
タンクトップが捲り上げられた。
千春の乳房がぷるんと飛び出す。
男の指が、千春の乳首を挟む。
「ああ!」
痛いのだ。
千春は、声をあげた。
乳首から男の指が離れる。
千春の手が乳房をかばった瞬間、男の拳が鳩尾に入った。
「うぅっ」
千春はまたしゃがみこんだ。
千春は、少し失禁した。
ショーツの股間が少し濡れている。
カメラが容赦なくそこに寄る。
「ああ」
千春は仰向けに転がされた。
目隠しを取られる。
男の拳が目に入った。
「あっ…」
千春は後ずさるが、遅い。
「ぐふぉっ」
また鳩尾に入った。
千春はお腹を抱えて横向きにくの字になった。
男は手のひらで千春のお腹を撫でる。
ときおり、強く押された。
そのたびに千春の体がくの字に曲がる。
男の指が千春の脇に突きたてられた。
千春は、身体をねじって後ろに下がる。
男の手が離れた瞬間、男の拳が千春のお腹にめりこんんだ。
「ぐをっ」
千春の身体が一瞬くの字に曲がって、また伸びた。
千春は気を失った。
「お疲れ様」
意識の戻った千春に撮影スタッフが声をかける。
控え室。
千春は、用意されたバスローブを羽織ったまままだ着替えられずにいた。
「お疲れ…様でした」
(あっ、痛)
声を出すとそれがお腹に響く。
痛いのだが、不思議な感じだ。
お腹の奥のほうにあるこの痛みは、初めてのものだ。
筋肉痛とは違った痛みだ。
重いものをお腹に乗せられたような痛み。
生理痛と似ているが、それほど不快でもない。
もちろん位置も違う。
「お姉ちゃん・・・」
理沙の声だ。
千春が振り返ると、理沙がいた。
「ああぁ、理沙」
千春は立ち上がり、理沙を抱きしめた。
千春の乳房も美菜子と同じように柔らかい。
「ありがとうございます」
千春は、理沙の後ろにいる祐二に礼を言った。
「どういたしまして・・・」
「この子、どこにいたの?」
「男に1ヶ月、レンタルだったらしい」
「1ヶ月も・・・・」
「理沙・・・・つらかったわね・・・」
理沙は、うなずいたが、表情に変化はない。
「お腹、すいてない?」
理沙は、祐二のほうを見た。
「とりあえず・・・ハンバーガーを食った」
祐二が、答えた。
「すいません、何から何まで・・・ほんとうに」
「こっちこそ。無理な仕事を押し付けた」
千春は首を振った。
「いいえ。楽しくはなかったですけど…」
千春は理沙を見た。
確かに、理沙のために引き受けた仕事ではあったが…
「いやでもなかったです」
恐かったのは事実だが、思ったほど後に残っていないことに気づいた。
「ほう?また、頼めるかな?」
「今日でなければ…」
千春は、もしかしたら本当にまたできるかもしれないと感じていた。






